第55話「パンダ?コパンダ、オジロアシナガゾウムシ」
皆さんこんにちは!ヨッしぃです!
今回はオジロアシナガゾウムシをご紹介します!
よく見かけるけど、名前がわからない、という昆虫、いませんか?
昆虫に限らず、鳥や花や、木なんかも。
僕はたくさんあります(笑)
今回の昆虫もそんな仲間の一つではないでしょうか。
開けた草原、歩道脇の草の上、庭先の植木、など、ちょくちょく見かける白黒昆虫。この昆虫に名前をつけなさい、ってゆわれたら大多数の人がパンダの語句を使用するのではないかと思うほどパンダです(笑)
これが通称パンダゾウムシこと、オジロアシナガゾウムシです。
割と長い名前ですよね。
オジロアシナガゾウムシはその名の通りゾウムシという昆虫の仲間です。
ゾウのような鼻(実際は口ですが)を持つことからゾウムシといわれています。
この長い口(短い種類もいる)を使って茎や果実の奥の方を食べたり、産卵のための穴を開けたりします。
ゾウムシの中にも色々種類があり、日本では1000種以上、世界では6万種以上確認されているようです。
オジロアシナガゾウムシは主にクズの葉を食草とし、産卵もクズの茎の中なので一様にクズの葉で見かける多いと思います。
この白黒模様は、実は鳥のフンに擬態するものだと言われています。たしかに!鳥のフンっぽい。。。。
あと、ゾウムシ全般に言えることですが、外的に見つかるとそれまでつかまっていた葉や茎から手足を離し、ポロッと下へ落下します。これは擬死(死んだふり)という、敵から身を守る行動です。
ゾウムシなどを狙う肉食系の昆虫や爬虫類はエサとなる生き物が動かないと餌とは認識できません。彼らは動くものに反応し、捕食する習性があるので、死んだフリをすることによって難を逃れるという作戦なんです。
みなさんももし、道端でオジロアシナガゾウムシに出会ったなら、よく観察したあとチョンっ、とつついてみてください。見事にポロッと落下するはずですので!
〈オジロアシナガゾウムシのまとめ〉
○大きさ:9~10ミリ
○成虫出現時期:4-10月頃
○分布:本州・四国・九州
○生息地:平地、林、など
○食性:成虫、幼虫共にクズ(マメ科)など
○あまり動かずじっとしていることが多い。この種で類似種はいないので見分けやすい
というわけで、今回はパンダゾウムシこと、オジロアシナガゾウムシをご紹介しました!
では皆さん、またお会いしましょう!