第17話「赤い口を持つ!クビキリギス」
こんにちは!ヨッしぃです!
①世にも恐ろしい首切りバッタ
②クビキリギスを捕まえた
③クビキリギスとは
④名前の由来
①世にも恐ろしい首切りバッタ
今回は………世にも恐ろしい………く〜び〜切〜り〜ギ〜ス〜………をご紹介いたしま…す………
見てください………この、鮮血を浴びたような赤い口を!………
と、まぁ、今回は、ちょっと怖〜い感じで始めてみました♪(^^)ルンルン
②クビキリギスを捕まえた
2020年10月30日、自宅から車で30ほどの川の河川敷。程良い草むらがあったので、足でガサガサしながら軽ーく生き物探し。まだまだ、バッタ系がたくさんいます。コバネイナゴやオンブバッタ、ショリョウバッタにササキリ。。。。そしてこの、
ク~ビ~キ~リ~・・・(しつこいですか;_;)
はい。クビキリギスです。
主に河原の草むらや、空き地、畑のそばなど、比較的開けた草地に住んでいます。
他のバッタに比べ、少し大きめの体はやはり目に付きます。動きはそんなに機敏ではなく、素手でも十分捕まえられるレベルですが、飛翔力はまずまずあるので、飛び立つ前に捕まえた方が良いでしょうね。まあ、飛んでしまってもそんなにスピードは早い方ではなく、飛距離も5メートル前後といったところなので、しっかりと目で追っていれば再確保できると思います。
③クビキリギスとは
クビキリギスはキリギリスの仲間で、比較的スマートな体型をしています。緑型、褐色型の両方のタイプがいます。
そして、なんと言ってもこの口元の赤色ですね。
でも、血がついているわけではありません。成虫になると赤くなるんです。そして、鋭い牙を持ち、イネ科の植物の結構硬い根本付近までも、その鋭い牙で食べるんです。他にも、小さな昆虫なども食べ、飼育下では、ドッグフードや鰹節まで食べる雑食性の昆虫です。
ちなみに、本家キリギリスも、植物、昆虫、両方を餌としますので、さすがに食性も似ています。
④名前の由来
ということは冬でも探せば見つかる可能性がありますね。まあ、冬に虫探しに行く人は、セミプロか、プロ並みだと思ってますが^^;
さて、この「クビキリギス」という名前の由来ですが、この鋭い牙で噛み付くとなかなか離さず、無理に引っ張ると首がちぎれるらしいです。しかも、ちぎれた首はなおも噛み続けるという(!)事から、クビキリ(首切り)ギス(キリギリスの仲間)と名付けられました。漢字では「首切螽斯」と書きます。このまま読むと、「クビキリギリス」じゃないかと言うツッコミはさておき、クビキリギスは春に孵化、秋に成虫となり、そのまま成虫越冬します。
僕も今回、クビキリギスに指を噛まれましたが、口元に指を持っていくとガシガシ噛んできます!たしかに、痛かったです。でも、クワガタやザリガニ、 カマキリに比べると大したことないですね。ましてやタガメに比べると。。。。
それでも、昆虫の中では噛まれるとかなり痛い部類なので皆さんもお気をつけくださいね!
というわけで、今回は、ク〜ビ〜キ〜リ。。。。もういいですね(笑)
クビキリギリスをご紹介しました。
ではみなさん、またお会いしましょう!