第60話「まさにアリ!アリグモ」
皆さんこんにちは!ヨッシィです!
今回はアリグモをご紹介します。
え、アリなの?クモなの?
そうです、アリグモです。
名前のあとにクモとつくので一応、クモです。
でも。見た目アリです(笑)
おそらく、みなさんも見たことがあるんじゃないかなー、と思います。
アリグモ。
ただ、ほんとに見ただけ、視界に入っただけで、それがクモだという認識はないものと思われます。
そこら中にいるアリを見ても、普通の人はなんとも思いませんよね。特に意識しながら見ることもないでしょうから。
しかし、そのアリ紛れて、ハエトリグモの仲間、アリグモたるクモがいるんです。紛れると言ってもアリと行動を共にしているわけではなく、単独であっちにウロウロ、こっちにウロウロとまさにアリのように動いてます。
アリとの違いは、動き方、でしょうか。
アリはスタスタと止まらずに足早に歩いていることが多いですが、アリグモは少し動いてはピタっ、少し動いてはピタっ、という具合にストップ&ゴーを繰り返すかんじでしょうか。
そして、その動いている時の速さがアリより速い気がします。
しかし、見た目完全にアリです。アリグモだとわかっていても、いや、やっぱりアリか??と、疑問を抱くほどです。
アリに擬態することによってアリを捕食しない生き物から身を守る意味があるようですが、逆にアリを捕食する生き物には狙われやすいという弱点もあるので、一長一短といったところでしょうか。
クモなので昆虫と違い脚が8本ありますが
1番前の脚は、まるでアリの触覚のようで宙に浮かせているのて、後ろ6本の脚で歩きます。これがまたアリに見えるわけです。
アリグモは単独で行動し、基本的には巣を作りませんが、やはりクモなので、驚いた時なんかはスーッと糸を出して下へ逃げていきます。
ほとんどの人が目に入らないアリグモですが、たまには少し目線を下げて、もしかして?という疑いの気持ちで観察してみてください!
〈アリグモのまとめ〉
○分布:北海道〜沖縄まで
○大きさ:アリと同じくらい
○食性:小さな昆虫など
○その他:巣は張らずアリのように動き回る。前足をアリの触覚のように持ち上げて歩く
というわけで今回はアリグモをご紹介しました。
またお会いしましょう!