第63話「ヒバカリを見つけたゾ!①」

皆さんこんにちは!ヨッしぃです!
今回はヒバカリをご紹介いたします。

当ブログでは主に昆虫をご紹介してきましたが、久々に昆虫以外をご紹介!

爬虫類です!

まず、ヒバカリというのはヘビです。アオダイショウマムシ、などは皆さんおなじみで聞いたことがあるヘビかと思いますが、ヒバカリとなると、なんじゃそりゃ、という感じでしょうか?

ヒバカリは無毒で、長さが60センチほど、性格は温厚、主に朝と夕方に活動し、普段は枯れ葉の下や倒木の下などに隠れているため、日本全国の里山や林に普通に生息しているんですが、その割にはあまり見かけない種類のヘビだと言われています。

以前、近所の山際で1度だけ目撃し、捕まえようとしたんですが、尻尾の一番先に指が触れたかどうかのところで逃げられてしまいまったことがあります。

そして、2021年6月26日の夕方、その同じ山の中にある階段を、何か生き物はいないかな、と森の木々や手すりなどをキョロキョロ見ながら下っていました。

そして、ふと、階段横にある雨水用の小さな溝に目をやったとき。

おぉぉっ?!

おそらく声、出てたように思います(笑)

溝の中に不自然に薄茶色っぽい、長い物体が。

もう、一目でそれとわかる物体が!

おぉ。こ、これは。。。。!

まさに、ヒバカリ

そろーっ、と近寄り、

えいっ。

捕まえました、ヒバカリちゃん♪

念願のヒバカリ、ゲット!

特に抵抗することもなく、大人しく右手から左手へ、左手から右手へと移動します。

なんて可愛らしいんでしょう!

慎重にカゴに入れ、持って帰ることにしました。

いやー、感激です!
今日の目的はべつにヒバカリというわけではなかったんですが、欲しい生き物って、狙っていない時に限って見つけること、よくありませんか?(笑)

派手さはないですがきれいな体ですね。

ちなみにヒバカリはその昔、毒があると思われていました。なので、このヘビに噛まれると「その日ばかりの命」ということからヒバカリという名前がついたらしいですね。それにしても無毒で大人しくて小さい、ほとんど噛むこともないこのヘビが、なぜそんな疑いを持たれたんでしょうね┐( ∵ )┌

そんな間違いから付けられた名前が後世に受け継がれていくというのもおかしな話ですが。。。。

とりあえず、家にあった空いているケースに水苔を敷き詰め、中に入れて2日ほど。

自然界から突然持ち去られ、狭い水槽に入れられたヒバカリはきっと緊張しているはず、ということで、まずは落ち着いてもらい、それからエサのミミズを与えてみる。
さすがに人の手からは食べないが、土を入れた小皿に入れておいたミミズがいなくなっていたのでおそらく食べたのかな?

で、新しい、少し大きめの水槽を買い、納品されるまでの間、もう少し大きな別の水槽に一時的に移ってもらう。

が、この水槽、そういえば蓋がないんだった。。。。

まあ、いいや、バーベキュー用の網があるから蓋代わりにして、隙間から逃げないように厳重に重りを乗せて。。。。

これでよし。

新しい水槽が納品されるまでの仮住まい,のはずが。。。。

そのまま静かな部屋に置いておく。

で、次の日の朝ですよ。

ヒバカリちゃんは元気かなー?

水槽を見に行くと、姿が見えない。
水槽の底側から見ても水苔に潜っている姿もない。

え!?!

水入れのお皿を持ち上げてみるも、その下にもいない。

え?!?

顔からサーッと血の気が引くのがわかった。

水苔を全部ひっくり返してもやはりいない!

なんで?!?

絶対持ち上げられないはずの重さの重りだったのにどうやって?!

どこか!水槽のどこかに隠れているんじゃないかと、なん度も探してみるけど結果は同じ。

そう。もう、逃げた、と現実を受け止めざるを得ない状況。

しかし、不思議だ。

じっと考える。

待てよ?蓋と水槽の間に「隙間」はない。でも、もしかして。。。。
いや、間違いない。

網目だー!

網と水槽との隙間ばかりを気にしすぎて、網目そのものの隙間を考えてなかった。

ガーン

そうなんです、よーく考えると、バーベキュー用の網の、
確かにヒバカリの胴体の太さよりは狭かったんです。しかしそれが盲点でした。でも、頭。ヒバカリの頭はとても小さく、細長かったんです。
多分、頭が網目を抜けたのだと思います。頭が抜けるということは体も抜けるということです。猫と一緒ですね(笑)
いや、笑っている場合ではないですね。

蓋をしたと思っていたバーベキュー用の網、ヒバカリにとっては、もう何もないのと同じだったんでしょうね。。。。

なんてこった。。。。

すぐに部屋の大捜索が始まりました。
荷物がたくさん入った部屋だったので、まずその荷物を全部部屋の外に出し、家具の隙間という隙間、クローゼットの中身まで出して探すも見つからず。

しかしすぐに大捜索、といっても、逃げたことに気づいてから、スグ、なだけで、最後にヒバカリの姿を見てからすでに24時間経過していましたので、その時点ですでに、スグ、ではないですよね。

部屋のドアも開いていたので、もうこの部屋にいるかどうかも不明。
さらに、外への網戸がわずかに開いていたことも判明し、そもそも家の中にいるのかさえもわからなくなってきた。

ただでさえかくれんぼ上手なヘビをこれから探し出すなんて、もう不可能だと悟り、早々に捜索を打ち切りました。。。。

あ〜あ。。。。、せっかく見つけたのになぁ、と嘆く前に、生き物に逃げられたことにショック、さらに、自分の情けないミスにより逃走を許してしまった事にショックでした。

つい先日、横浜市で一般の人が飼育していた外国の大蛇、オオアナコンダが脱走し、警察やら消防やら、しまいには爬虫類の専門家が大捜索していたと言うニュースを見ました。

おいおい、ヘビ逃がすなよ〜!

なんて、ちょっと他人事に言ってましたが、まさか自分もヘビ逃がすとは!

まあ、幸いにも日本のヘビで無毒、おとなしい、人に害はない、と言うことでそこまでと大騒ぎにはならないんでしょうが、一歩間違えば僕もワイドショーのネタにされていた可能性もあります。

てなわけでいろいろ、ショックを受け、どんよりした気分で一週間が過ぎようとしていた日の事です。

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続きは次回の投稿記事でご覧ください!(第64話「ヒバカリを見つけたゾ②」

とりあえず、ヘビに限らずですが、生き物を飼育する際は絶対に逃げられないように気をつけてください!

特にヘビは脱走の超超、超名人です!!

飼育されている生き物は常に脱走を企んでいます。
逃げてしまうと餌を食べられなかったり、生き延びる環境ではなかったり、と、結局死なせてしまうことにもなりかねません。
家人、隣人、そして自然環境にも影響が出てくることもあります。
みなさんも飼育の際はくれぐれもご注意くださいね!

というわけで今回は、初めて捕まえたヒバカリを部屋で逃してしまったお話でした。

では、次のお話でまた、お会いしましょう!

ヒバカリの捕獲の瞬間を捉えた動画をYou Tubeで公開しています!
ぜひご覧ください!
ヒバカリ捕獲の瞬間Part1https://youtu.be/8b-KIbF8lyc
ヒバカリ捕獲の瞬間Part2https://youtu.be/hfzU15ZsbGg
ヒバカリ捕獲の瞬間Part3https://youtu.be/xvy9jklryMw

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