第7話「え?ヒキガエル様?!」

皆さん、こんにちは!ヨッしぃです!

まさに、2020年10月8日、今朝出会ったお方です。
いや、人ではありませんよ。なんと、ヒキガエル様です!
なんだか、「長老」のような、「重鎮」のような容姿を見ると、つい、敬意を払いたくなります。

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①ん?よく見ると。。。
②ヒキガエル様、降臨
③ヒキガエルの見分け方
④とにもかくにこのデカさ!

①ん?よく見ると。。。

今朝は朝から雨でした。週末には台風14号が日本に近づく予想。その影響かどうかはわかりませんが。。。

さて、今朝はちょいウォーキングということで、近くの山の中の階段を降りておりました。
この階段は、当ブログでも何度か登場する場所になるんですが、
前に投稿した、モクズガニもこの周辺で遭遇しました。「モクズガニ、あらわる

ここは両サイドが元々の原生林なので、けっこう生き物が潜んでおり、この階段にもしばしば現れることがあるので、周囲に目を光らせながら歩いておりました。

そして、ふと、階段の下の方、溝のフチに何か違和感のある物体を発見!
いや、最初は枯れ木?枯れ葉?と思ったんですが、僕のセンサーは騙されませんよ〜!

2020.10.8
これが最初に気づいた距離。みなさん、わかりますかー?
ん、んんん~?

何か生き物だ!
と、近づくと。。。。

おぉぉ、ヒキガエル!
この貫禄!

ビンゴ。

②ヒキガエル様、降臨

ヒキガエル様ではありませんか!

生涯で、2回目の出会いです。1回目は中学生の頃だったので、かれこれ30年以上前のことです。もう、うる覚えですね(´;ω;`)

とりあえず、逃げられる前に写真に納めよう!と、傘も放り出してパシャリパシャリと撮りまくり、徐々に距離を詰めていったんですが、一向に逃げない。

なんか作り物みたい(笑)
手と大きさ比べ(^^♪

そうなんです、成長したヒキガエルって動きが鈍いんです。

どんなに近づいても微動だにせず。

さ、さすが元祖「ガマガエル」

手乗りヒキガエル、成功!ずっしり重たい。。。
まさに、がま口!

ついに、難なく手づかみ成功。

瞬時に逃げるウシガエルやトノサマガエルならありえないですよね。

ちなみに、ヒキガエルは毒ガエルです!このように素手で触るのはオススメできません。分かってはいたんですがついつい。。。このあとすぐに手を洗いましたよ。

ヒキガエルは目の後ろくらいに毒腺があり、白い毒液が出てくることがあります。それが目や口に入ると痛みや嘔吐の症状の症状が出たりします。また、毒液が飛ぶこともありますのでくれぐれも気をつけてください!

③ヒキガエルの見分け方

日本のヒキガエルは大きく分けると2種類います(正確には5種類)。
東のアズマヒキガエルと西のニホンヒキガエルです。

基本的には鈴鹿山地を堺に両者の生息地は東西に分かれ、それより東はアズマヒキガエル、西はヒキガエル、になるんですが、島根県にアズマヒキガエルがいたりもします。人間が思っているほど正確な棲み分けはされてないのかもしれませんね。

2種の見分け方は、鼓膜の大きさです。大きいほうがアズマヒキガエル。小さいほうがニホンヒキガエル、なんですが、見つけたときに比較することができないので、

●目と鼓膜の距離が、鼓膜の直径より長い
のがニホンヒキガエル

●目と鼓膜の距離が、鼓膜の直径より短い

のがアズマヒキガエルです。

中央付近のイボのない所が鼓膜です。
すみません、イラストです(-_-;)

このことから、このヒキガエルはニホンヒキガエル、ということになります。発見場所も兵庫県ですので、まず間違いないでしょう。

④とにもかくにこのデカさ!

これだけいデカいヒキガエルですが、赤ちゃんガエル(オタマジャクシから足が生えて陸に上がった時)の頃ははなんと5〜8ミリくらいしかないんです。ミリですよ、mm!

それがこんなにも大きくなるんです!大迫力です!

ヒキガエルは生活環境への耐性があると言われ、陸に上がったカエルはほとんど水を必要としません。なので、水辺ではなく、森の中の木の陰や落ち葉の上などで生活します。意外なほど都会に現れることもあります。東京都心や沿岸部でも発見されるほどです。

しかし、産卵には水辺が必要で、短期間の間に複数のカエル達が、産卵のために一斉に水辺にやってくるんですが、そんな厳しい環境にも耐えられるようになのか、オタマジャクシからカエルになるまでの期間が1〜3ヶ月と、他のカエルに比べてとても短いんですね。早く陸に上がったほうが生き延びやすいということでしょうか。

ちなみに、ヘビの仲間にヤマカガシという種類がいます。このヤマカガシは毒蛇なんですが、その毒の成分はこのヒキガエルの毒を溜め込んだものなんです。ヤマカガシはヒキガエルの毒に耐性があり、好んでヒキガエルを捕食します。そして、その毒を自分の持ち毒(?)にしてしまうんですね。とても興味深い関係ですね。

ヤマカガシについてはまた当ブログでもご紹介しようと思っています。

さて、今回は、そんなヒキガエルをご紹介しました。生き物との偶然の出会いが少なくなってくるであろうこれからの季節、この時期の出会いは、嬉しいもんですね!

ど根性ガエル!

では、またお会いしましょう!

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