第15話「森のエメラルド、ミドリカミキリ」
皆さん、こんにちは!ヨッしぃです!
今回ご紹介するのはミドリカミキリです。
①メタリックグリーンのカミキリムシ
②子供はよく見つける!
③広い自然の中でのペア探し
④ミドリカミキリとは
①メタリックグリーンのカミキリムシ
その名の通り、緑色の美しいカミキリムシです!
家の近所の、ホントに歩いて10分ほどの所にある、ちょっとした登山道の入口で見つけたミドリカミキリです。
とにかく、写真を見てください!
メチャクチャきれいなカミキリムシなんです。
見つけたのが今までわずか2回。とはいえ、全国的にはそんなに珍しくはなく、普通に見られる種のカミキリムシと言われています。
でも、皆さん、「普通」にいます?このカミキリムシ。
前回はたまたまベランダに飛来したのを見つけましたが、そうそう見かけないですけどね、少なくとも僕は。
②子供はよく見つける!
そして、2回とも実際に見つけたのは子供でした。。。。
悔しいですけど。
前に、「ネズミみたいな虫、ミミズク!」でも書きましたが、珍しい生き物って、高確率で子供が見つけるんですよね。目線の違いなのか、純粋さか!?
なので、僕一人でふらっと生き物探しに行って、何も見つからなかった時、
『本当に何もいなかったのか?ただ、見つけられなかっただけじゃないのか?子供がいたら何か見つけてたんじやないのか?!』
と、思ってしまいますね。
さて、カミキリムシの仲間ってメチャクチャ多くて、似たような種類も多く、同定(種を特定すること)が苦手なんですが、このミドリカミキリは一度見たら忘れられないインパクトがあるので、まず見間違えることはないと思います。
そう、まさに
『まるで森を彷徨う神秘のエメラルドやぁぁぁ〜』(某グルメリポーター風に)
です。ハイ。すみません。。。。
③広い自然の中でのペア探し
そして、この画像見てください。オスとメスが写っていて、交尾してるんですね。
先述したように、ミドリカミキリは全国的には比較的たくさんいる、いわば普通種のカミキリムシなんですが、かと言って、虫取りに行って必ず見つかる、なんてことはないですし、庭や公園でたくさん見かける、なんてこともないですよね。
逆に、このミドリカミキリをピンポイントで探しに行って、きっちり見つけて帰って来れる人は少ないんじゃないでしょうか。
なのに、なのに!ですよ。ちゃんと同じ種類のパートナーをお互いに見つけて交尾するんですよ。これって、スゴい事だと思いませんか?!もちろん、他にも数の少ない生き物同士もちゃんと出会って繁殖していますが、どうやってこの広い森や林の中で、数が少ない者同士が出会えるんでしょう。
でも、こうやって種を途絶えさせず、命をつないでゆくんでしょうね!
④ミドリカミキリとは
ミドリカミキリは節足動物門、 昆虫綱、コウチュウ目、カミキリムシ科。
雑木林の周辺など、少し開けた場所を好みます。深い森の中にはあまりいません。ガマヅミ、ノリウツギ・クリ・ミズキ・コゴメウツギ・セリ科の花などに集まり花の蜜を食べます。
大きさは、15~20mmくらいで、オスよりメスのほうが大きくなります。
成虫の見られる時期は、6~8月頃が多く、この個体も6月初旬に見つけました。
幼虫の時期は、クヌギやモミ、コナラ、クリなどの枯木を食べて育ちます。
色は光沢のあるエメラルドグリーンですが、局地的変異があり、場所によっては赤系の色が交じることがあるようです。たしかに、光の具合によっては赤っぽくも見えたりしますね。あと、後ろ足がとても長いのが特徴で、一見バッタのようにも見えます。
分布はほぼ日本全土におり、場所によってはよく目にする事ができる普通種のカミキリムシです。
しかし、僕の住む地域ではなかなかお目にかかれないので、見つけるとやはり興奮しますね!
来年も出会えると良いのですが。。。。!
というわけで、今回はミドリカミキリについてのご紹介でした。
画像が少なくてスミマセン。。。。
Part2(森のエメラルド、ミドリカミキリpart2)にも記事があります。
でも、やっぱり生で見るほうが断然キレイなのでみなさんもぜひ探してみてください!
では皆さん、またお会いしましょう!