第21話「ハチのような蛾、ミノウスバ」

みなさんこんにちは!ヨッしぃです!

今回は、ミノウスバをご紹介します。

2020.11.13

①初めての道、初めての神社
②越冬中のクビキリギス?
③ミノウスバ、発見!
④ミノウスバを撮る!
⑤ミノウスバとは

①初めての道、初めての神社

今日、車で走っていると小さな神社を見つけました。

普段よく通る道を少しそれた所です。たまにはちょっと違う道を通ってみるものですね。

皆さんもいつもの道の、隣の道、通ったことのない道、曲がったことのない角を曲ってみる、などなど、時間があればぜひやってみてください!いろんな発見があるかもしれませんよ(^_-)-☆

②越冬中のクビキリギス?

さて、その神社、特に何も用事もなかったんですが、ちょっとした林があったのでいつものごとく、『何かいないかなー?』と、寄り道。

といっても季節はもう晩秋、

『やっぱりなんもおらん。。。』

そう思い、引き返そうとすると、「いた!」よし、ボウズは免れた(笑)

社の壁と天井の角の所に何かいる
棒でつついてみましたが全く動きませんでした

んー、でも、これは。。。。?ちょっとわかりづらいんですが、おそらくクビキリギス、かな?以前にも当ブログで紹介しましたが、クビキリギスは成虫で越冬します(クビキリギス)。なので、この場所を越冬地に選んだのでしょうか。

③ミノウスバ、発見!

そして、さらに引き返そうとすると今度はハチ?のような昆虫が目の前を横切りました。

でも、何か違う。正体は「」でした。ミノウスバです!

そのミノウスバが、飛んでいった方向をを見ると、広場の端にマサキが植えられています。

よく見る葉っぱですね
この虫食いはミノウスバの幼虫なんでしょうか

そうです、ミノウスバの幼虫が大好物な植物。その枝先には10数匹のミノウスバの成虫が羽を休めています。

実はミノウスバを見たのは初めてでしたが

一目惚れ!♡

羽毛のような毛並みにオレンジと黒のコントラストが絶妙な可愛らしさを演出していますよね!実は、本来僕は蛾が苦手なんです。
なのに、なぜこんなにも惹かれるんだろ?!

④ミノウスバを撮る!

というわけで、ここからミノウスバの写真、また写真、をお見せしますのでしばらくご覧ください!

2020.11.13
人差し指との比較です。小さいですね。
体は小さくても触覚は立派!

どうでしたか?気に入って頂けましたでしょうか?(笑)
かなりのミノウスバ愛を感じて頂けたと思います。
やはりどこか、ハチっぽいのはこれも擬態なんでしょうか。

⑤ミノウスバとは

ミノウスバはマダラガの仲間で日本全国に生息し、幼虫は庭先などによく植え込まれるマサキやニシキギの葉を食べて育ちます。

なので、民家の近くでもしばしば見られ、成虫は10月〜11月頃のみ出現します。この蛾を見ると晩秋を感じる虫屋さん(虫好き、虫研究者、などの総称)も多いと聞きます。

幼虫時は植木を食べてしまうので人間にとっては害虫のようですね。。。。まだ、幼虫は見たことがないので、春以降、幼虫が生まれてそうな時期にもう一度観察してみたいと思います。

幼虫は夏前にはエサを食べなくなり近くの石などでサナギになり、そのまま夏をやり過ごし秋に羽化、産卵、というライフサイクルのようです。

そしてミノウスバのメスは生んだ卵に自分の体毛をくっつけます!

これも外敵から卵を守る知恵なんでしょうね。そして産卵したメスは死んでしまいます。

今回はそんな、秋の短い期間にしか観察できない昆虫、ミノウスバをご紹介しました。

あぁ、だんだん虫が少なくなる。。。。

寂しい季節の到来ですね。

では皆さん、またお会いしましょう!

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