第38話「カ、カ、カブトムシがぁぁぁ〜」
こんにちは!ヨッしぃです!
ただいま、冬真っ盛り。1月の3周目でございます。
昆虫や生き物が最もたくさんいる、あの真夏とはちょうど正反対の時期です。最も退屈な時期ですね。
というわけで、最近は生き物との新しい出会いもないことなので、また昨年の夏の出来事をご紹介しようと思います。
今回は、ちょっとグロテスクな画像が含まれます。
でも、これが自然界の厳しさなのであえてお伝えします。
①衝撃!カブトムシの。。。。
②そもそもカブトムシって強いの?
①衝撃!カブトムシの。。。。
ある夏の朝、近所のちょっとした山の中の階段を降りていたときの事です。
ふと、足元を見ると、カブトムシが!
『ラッキー!』と、思ったのもつかの間、
よく見ると(よく見なくても)それははカブトムシのあたま!!
んー、もっと正確には頭と胸の部分、そして胸の部分に、付いている前あしが2本。
その下の、いわゆるお腹の部分と残りの4本の脚が
「ないー!!!」
しかも、残された胸部についた脚2本が元気に動いているじゃあーりませんか!。。。。
さすがに、これはちょっと衝撃でした。
憧れの昆虫の王者、カブトムシがこんな姿になるなんて(泣)
イタチやタヌキ、ヒヨドリなどカブトムシを襲う動物はいくつかいますが、おそらくこれはカラスの仕業かと思われます。オスの硬い角の部分は残し、腹の胴体部分だけを食いちぎって食べてしまうんです。
一瞬にして食いちぎられたカブトムシはまだ神経が生きていて、脚が動いている状態。おそらく、捕食されたところなんでしょう。カブトムシ自身もいったい何がどうなったのか、まだ理解できてないんじゃないでしょうか。。。。
刺し身になった活きのいい魚の尻尾がピクピク動くのと似ていますね。
もうこうなってしまってはどうする事もできません。
②そもそもカブトムシって強いの?
よく昆虫の王者と呼ばれるカブトムシですが、そもそも肉食系ではないので、自分から獲物に襲いかかる、なんてこともありませんし、鋭い牙や毒を持っているわけでもありません。確かに力はとても強く大きな角を持ってはいますが、正直カブトムシに襲われて命を落とす生き物なんていないんです。
なので、いざ敵に襲われてもあまり反撃できないんですね。攻撃力の高さで言えば水生昆虫のタガメやオオスズメバチ、オオカマキリなどの肉食系昆虫の方がよっぽど強いと思います。
この「カブトムシの頭」をよく見ると、すでにアリの群れがやってきて取り囲んでいました。もう次の捕食者が現れています。これが自然界のルールです。食物連鎖です。無駄なものは一切ないんです。
こうやってまた、別の命に変わっていくんだなぁ、と考えながら、同時に、
『この辺って、カブトムシがいるって事?!』
虫好きセンサーがピピっと反応しました(笑)
実はこの階段、近所にあるにもかかわらず最近までまでは存在すら知らなかったんですが、そういえば階段の両脇は雑木林。
カブトムシがいてもおかしくはありません。
ちょっとこれは、捜索する価値アリ!!?
予感的中なるか?!
というわけで、今回は、無残なカブトムシの姿のご紹介と、いかにも次回に続きそうな終わり方でお別れです。
では、またお会いしましょう!