第40話「極小のガ、ヘリグロメンコガ」
みなさんこんにちは!ヨッしぃです!
今回は極小のガ、ヘリグロメンコガをご紹介します。
今回登場するのは極小のガ、です。
昆虫といえばカブトムシやカマキリ、セミ、バッタ、トンボ、などたくさんの種類を思い浮かべると思います。もちろん、ガの仲間を想像する人もいるでしょう。
ただ、すべて比較的大きな昆虫が多いと思います。
でも、中にはとても小さな昆虫もたくさんいます。
このガもその一つではないでしょうか。
部屋の片隅で子供が、
「虫がいる」
と。
少し前までなら、ふぅーん、そうかー、と、目の前の用事を済ませてぼちぼち見に行ってやるか、なんて、悠長なことをしてたもんですが、最近、子供が見つける昆虫には「!」のつく事がよくあるので、用事は後回しにすぐさま現場へ急行しましたよ!
で、子供が指差す床を見ると。。。。
大きさが5mmほど。
ビニールの切れ端?
いや、そんなはずは。。。。
よく見ると、確かに昆虫っぽい。
なんだこれ??
羽はある、脚も6本ある。
ガ??
正直僕には検討もつかず、すぐにネット検索。すると驚くことに似たようなガの仲間が数種類いることがわかったんですが、結局決め手に欠け、同定には至らず。。。。
そして、所属する昆虫SNSグループに投稿すると、とても詳しい方からの回答がありました。
ヘリグロメンコガ
というそうです。
スマホの画像で写りも悪く、一方向からしか撮影してないにもかかわらず、即答でした。
やはり、似たような種が多いようですが、後で僕も調べてみるとおそらく同定は間違っていないようでした。
しかし、小さい!
これで成虫のガです。
一般的には大きな昆虫やきれいな昆虫、変わった昆虫等が注目されがちですが、こんなに小さな昆虫でもちゃんと名前があり、生態があり、研究している人もいるもでしょう。
今回はたまたま部屋に迷い込んで、たまたま床に落ちていたので見つけられましたが、こんなに小さなガが野外にいてもまず見つけられない気がします。
もし仮にいたとしても気づかない可能性も。
そういう意味ではとても小さく貴重な出会いだったと思います。
みなさんも、普段見過ごしてしまうような小さな昆虫でも一度よく見てください。
小さくてもちゃんと生きて命を繋いでいるんです。
また新たな発見があるかもしれませんね!
ヘリグロメンコガについてはあまり詳しい情報がなく、詳細がわかりません。
ヘリグロメンコガという和名もここ10年くらいの間に決まったようで、現在はまだ学名がないようです。
やはり、この小ささからかあまり研究が進んでいないのかもしれませんね。
というわけで今回はヘリグロメンコガをご紹介しました。
みなさん、またお会いしましょう!