第22話「芸術品!アカホシテントウ」

皆さん、こんにちは!ヨッしぃです!

今回は、アカホシテントウをご紹介します♪

2020.11.7

①これぞ偶然の出会い
②アカホシテントウは芸術品!
③テントウムシのカラーバリエーション
④アカホシテントウとは
⑤偶然の出会いを増やすために

①これぞ偶然の出会い

2020年11月初旬、日中の日差しはかなり暖かい日。

住宅地を歩いているとたまたま右腕に何か虫が止まった。

『おっ、テントウムシ』

こんな経験がある方も多いと思います。

でも普段よく見る、皆さんもよくご存知のナナホシテントウではない。

ん?これは……?

驚いて脚をひっこめた状態です。亀みたいですね!

すぐにネットでテントウムシを調べると、どうやらアカホシテントウと言うらしい。

今まで見たことがありませんでした。名前はなんとなく知っていたんですが。。。。

そして、このアカホシテントウ、本当に小さなテントウムシで、普通の人なら

『ふーっ!』

と息を吹きかけて思わず吹き飛ばしてしまうかもしれません。

②アカホシテントウは芸術品!

でもでも、よーく見てください。この模様!

芸術品ですよ、これは!

アカホシテントウというだけあって、たしかに赤い星が1つ付いているんですが、赤い部分と黒い部分の境界線がグラデーションのようになっているんです。

多くのテントウムシは、赤、黒、黄色、とはっきりした模様になっている中、かなり異色の作品と言えるのではないでしょうか?!

そうです、まるで漆塗りの工芸品のような出来栄えです!

裏返してみると。。。。

びっくりしたアカホシテントウをひっくり返してみると、きれいに手足が収納されていました。こんなふうに手足を縮こませる行動は他のテントウムシや昆虫でもよくあるんですが、ここまでピッタリ収まるとは!なんだかプラスチックのおもちゃみたい。。。。(笑)

③テントウムシのカラーバリエーション

それにしてもテントウムシって、あんなに小さな体なのに、いろんな色のバリエーションがあって、種類も多く、実に興味深い昆虫だと以前から思っておりました。

日本には150種類以上いるそうで、テントウムシだけで一冊の図鑑ができるほどなんです。
もっとテントウムシを探してみたくなりますね。

④アカホシテントウとは

結論から言うと、アカホシテントウは普通種です^^;

日本全国、朝鮮半島、中国にも生息している一般的なテントウムシなんです。僕が見たことなかっただけですね。。。。

成虫も幼虫も、カイガラムシを食べます。

特にウメやリンゴ、クリ、ツツジなどの木にくっつくタマカイガラムシが好物です。

ということは、人間にとっては益虫という事になりますね。

余談ですが、アカホシテントウの幼虫は灰色のタワシみたいな形で集団で木にいることがあり、それこそカイガラムシと見間違えられ、誤って駆除されてしまうという例もあるそうです。

成虫の大きさは6〜7ミリほどで、成虫のまま越冬するテントウムシです。

⑤偶然の出会いを増やすために

先述しましたが、テントウムシの種類はとても多いんですが、僕は普段ナナホシテントウ以外あまりテントウムシを見かけません。

……他のテントウムシってどこにいるんでしょうか。

テントウムシを狙って採集に行ったことがないのでわかりませんが、きちんと狙って探しに行けばいろいろな種類のテントウムシと出会えるんでしょうか。

例えば今回のアカホシテントウを探すには、まずエサとなるカイガラムシを探さないといけません。

さらにその前に、カイガラムシの集まる木を探すことから始める、という具合に、テントウムシに限らず、ある特定の昆虫(生き物)を探すには連鎖的にエサや場所、時間帯、季節などの条件を当てはめる事が、より早く確実な方法になると思います。

当ブログの基本は『偶然の出会い』ですが、やはりコレを見つけたい!と思う昆虫がいるのであれば、こういった方法でそれだけを求めて探しに出かける、というのももちろんアリだと思います。
その道中で、また思いもよらぬ別の生き物との出会いが待っているかもしれません(これが面白いんです!)。

今回、カイガラムシというワードが新たにインプットされたことにより、日常的にカイガラムシを探すことになると思います。こうやって少しずつワードを増やすことによって視点が変わり、またいろいろな昆虫に出会えるチャンスも増えてくる、という事ですね。

まあ、思えばカブトムシやクワガタを探しに行く時だって、時間帯を絞ったり、樹液を求めて行動しますよね。そういうことです。

というわけで、今回はアカホシテントウをご紹介しました!

ではまた、お会いしましょう!

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