第46話「クシのようなヒゲ、ヒゲコメツキ」

こんにちは!ヨッしぃです!

今回はヒゲコメツキをご紹介いたします。

2021.5.9

コメツキムシといえば地面にひっくり返して置くと、パチンと、跳ねるように跳び上がり、元通りに起き上がるという虫で知られています。
みなさんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

今回、近所の草地を「徘徊」していると、草の上に大きな細長い昆虫が止まっているのが見えたので近づくと。。。。

立派なヒゲがあるコメツキムシでした!実際に見たのは初めてだったんですが、ひと目でヒゲコメツキのオス、と断定できました。
なんせ、このヒゲ(触角)です!

違和感を感じるほど立派なヒゲですね。

国内で確認されているコメツキムシの仲間は約600種類ほどですが、その中でもこれだけ立派なヒゲを持つコメツキムシはこの種だけのようですね。

しかしなぜこれほどまで立派なヒゲが必要なんでしょうか。
それは繁殖期、メスがオスを呼び寄せるために出す極微量のフェロモンを少しでもキャッチしやすくする為と言われています。

体の形はいわゆるコメツキムシですが、一見して「大きい」と感じるのではないでしょうか。

大人の人差し指との大きさ比較です。

体をつまんでみると
赤い血のような汁を口から出しました。

さらに、次の日、別の場所で今度はヒゲコメツキのメスを見つけましました。

メスもオスと同じく長いヒゲを持っていますが、クシ状ではなくギザギザになっています。

オスと比べてもあまり大きさは変わらないようです。

今にも羽を広げて飛び立とうとしています。

さらに、さらに、このブログを書いていた夜、ベランダでまたヒゲコメツキのオスを見つけました。

今まで一度も見たことのなかったヒゲコメツキを1日で3回も見るとは。

今年は、当たり年?なんでしょうか。

〈ヒゲコメツキのまとめ〉

○大きさ:21-27mm

○分布:北海道・本州・四国・九州

○成虫出現時期:5-7月

○食性:小さな昆虫や小動物

○光沢のある赤褐色で、黄白色の細かい紋状の模様。

○オスは、くし状の長い触角を持つ。メスの触角はギザギザした鋸歯状の触覚。

というわけで、今回はヒゲコメツキをご紹介しました!

では、またお会いしましょう!

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