第53話「黒白まだら模様、ウメエダシャク 」
こんにちは、ヨッしぃです!
今回はウメエダシャクというガをご紹介いたします。
前回のお話、カノコガ(第52話「黒地に白の水玉模様の羽、カノコガ」)の中で
、カノコガに似たウメエダシャクというガも少しご紹介したんですが、お問い合わせがあったので、そのウメエダシャクを探してきました!
まあ、探すと行ってもいつもの道を歩いただけですが(;^_^
で、いました、いました。
カノコガを撮影した場所からもう、すぐ目と鼻の先です。
このことから、この2種は、外見はもちろん、発生時期、活動時間、生息場所も似ていると言えますね。
ただ、幼虫期はカノコガはケムシ、ウメエダシャクは毛の無いシャクトリムシで食草も違う、など、全く別物です。
カノコガもウメエダシャクも初夏から夏にかけて、日中でもヒラヒラと飛ぶ、ガの仲間です。
ウメエダシャクは黒地の羽に白いまだら模様で、体が黄色っぽい、カノコガは黒地の羽に白の斑点模様で体が黒っぽいなど、じっくり見ればその差は一目瞭然なのですが、飛んでいる姿を見れば正直なところ見分けがつきませんね。
〈ウメエダシャクのまとめ〉
○大きさ:開帳35〜46ミリ
○成虫出現時期:6-8月頃
○分布:北海道・本州・四国・九州
○生息地:平地、林、など
○食性:幼虫(シャクトリムシ)はウメ、モモ、サクラ、エゴノキ、スイカズラなどの葉を食べる。
○日中、林や民家の近くをヒラヒラと舞い飛ぶ。10数匹の集団で飛ぶこともある。
というわけで、今回はカノコガとよく似た、ウメエダシャクをご紹介しました。
ではみなさん、またお会いしましょう!