第56話「朱色の昆虫、アカサシガメ」

みなさん、こんにちは!ヨッしぃです!

今回はアカサシガメをご紹介します。

2021.5.6

林や森には色々な昆虫や生き物が住んでいます。そして、様々な色や模様、形をしています。

中でもやはり、色、というのはインパクトがあり、見る人を楽しませてくれることもあれば気持ち悪がらせたりします。

今回のアカサシガメは楽しませてくれる、方ですね。
色で言えば、、です。少し薄い赤なので朱色、といったほうがよいでしょうか。ほぼ一色なのですが、これがなかなかキレイ!
あまり赤い昆虫っていないですよね。いや、もちろんいるにはいますが、散歩道でちょくちょく出会う昆虫の中ではこのアカサシガメぐらいじゃないかな?

手すりの上、葉っぱの上、枯れ枝の上、どこにいても目立つんです。また、この赤色も毒々しいものではなく、穏やかな朱色。
僕の好きな昆虫の一つなのでご紹介させて頂きました。

サシガメの仲間は肉食です。長いストローのような口吻(こうふん)を獲物の小さな昆虫などに突き刺し、体液を消化しながら吸引します。
一見吸血昆虫のようにも見えますが、血を吸うのとは少し違います。
水生昆虫のタガメやミズカマキリ等と同じ食性です。

飛翔能力もそこそこあり、飛ぶことにより活動範囲を広げてゆきます。

みなさんも、注意して道端の草木などを見てみてください。赤い、朱色の昆虫がいたならおそらくアカサシガメだと思われます。

脚や羽の後ろ側が黒っぽくなっているのもインパクトがありますが個体差があります。

葉の上でのんびりしているようなアカサシガメですが、人の姿を見るとサッと葉の裏に隠れたりします。基本的には臆病な性格ですが、うかつに触るとその鋭い口吻で指を一刺し!されるそうです。住む場所さえ違えど同属種にあたる水生昆虫のマツモムシに一度刺されたことがあるんですが、メチャクチャ痛かった記憶があるので正直怖いですね。。。。

普段折りたたまれている口吻が見えています。

アカサシガメのまとめ

〇大きさ:全長14~17ミリ
〇分布:本州、四国、九州など
〇食性:幼虫、成虫ともに小さな昆虫の体液を吸う
〇出現時期:5~8月ころ
〇その他:成虫越冬する、刺されるととても痛い、臆病な性格である

というわけで、今回は朱色の昆虫、アカサシガメをご紹介いたしました!

ではまたお会いしましょう!

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