第31話「ナミハンミョウを見つけた」①


こんにちは!ヨッしぃです!

2021年、初投稿になります。
本年度もよろしくお願いします。

当たり前ですがもうこの時期、外を歩いていても昆虫や生き物がいませんね。。。。

なので、以前僕が出会った昆虫や生き物などを中心にご紹介していこうと思います!

というわけで今回はハンミョウのご紹介です。

2020.7.21

①ハンミョウって、知ってますか?

皆さん、ハンミョウという昆虫をご存知でしょうか?
めちゃくちゃキレイな昆虫なんです!でも、たぶん知らない人がほとんどなのではないでしょうか。でも、このハンミョウもまた、意外に身近に住んでいる昆虫なんです!

まず、正確にはハンミョウという昆虫はいません。○○ハンミョウ、△△ハンミョウ、というかんじで、色々種類があり、その総称がハンミョウというわけです。その中でも最もよく見かけるのがナミハンミョウという種類で、これがいわゆるハンミョウです。ハンミョウといえばこのナミハンミョウのことを指すと思っていただいて良いと思います。

②初めてハンミョウを見たのは。。。。?


さて、このハンミョウですが、人生で1番最初に出会ったのが小学1年生の時です。かれこれ、もう約40年ぐらい前ですね…ww

なぜそんなにも前の事を覚えているのか、というと、小学1年生の時まで住んでいた家の近所の沢の川原で見つけたのが最後だったからです。それ以来見てなかったので、と言うことです。
でも実はそのあと、大人になってから当時ハンミョウを見つけた川原に行ったことがあります。もちろん、ハンミョウがいた記憶があるので探してみました。でも、いないんです。
ハンミョウは2㌢ほどの昆虫で、地面を素早く歩いています。
そして、人が近づくとパッと飛び立ち、数メートルほど先に降り立ちます。そして、また人が近づくとパッととび、また数メートル先に降り立ち、人が近づいてくるのを待っているかのようなその動きは、まるで道を教えてくれているかのようなので、別名ミチシルベ(道標)、とか、ミチオシエ(道教え)、などと呼ばれたりします。

しかも、どこか茂みやヤブの中へ飛んでいってしまうのではなく、人がまさに進みたいその方向の道に着地するんです。


でも、いないんです。そこにはすでにいなくなっていました。道を教えてくれはしなかったんです。

③知られざるハンミョウの美しさ

ハンミョウは、よくよく見ればとてもとてもキレイな色をした昆虫で、僕は南西諸島を除く日本の身近に見られる昆虫の中ではナンバーワンの美しさ!だと思っているほどなんですが、野外で、パッと見ただけではその美しさが分からないんです。
小さいというのもありますが、動きが早い、というのもその理由の一つです。
それに、近づくとさっと飛び立ってしまうし、その姿はよくいるハチとかアブ、バッタのようで、あまり気にされない存在なんです。
捕まえて、手に取って、間近で見て初めてやっとその美しさに驚く、そんな昆虫なんです。しかも、先述したとおり、人が近づけば必ず数メートル飛んで、というのを繰り返すので捕まえるには絶対網が必要!という少しハイレベルな条件も、あまりハンミョウが知られていない理由かもしれません。

ハンミョウを素手で捕まえられる人がいたらぜひお目にかかりたい!(・∀・)

④ハンミョウとの再会!


そして、初めてのハンミョウとの出会いから約35年ほど経った2016年夏。いつもの近所の山際の遊歩道を歩いていた時のこと。ここは当ブログでも時々出てくる所なんですが(「手すりの虫」)、ふと、飛び立つ昆虫が目に入りました。

ん!?!?今のは!?!?

僕の生き物センサーが反応しました!


そして、ゆっくりその昆虫が着地した所へ近づく。

じーっ。

ハンミョウだ!!

会いたかった!久しぶり!

生き別れた親友との再開のごとく、突然の再会がやってきたんです!

とりあえず、慌ててスマホを取り出し(落っことしそうになりながら)、さらに近づく。僕のスマホ、全然ズーム駄目なんで、可能な限り、近づく。

あぁ、デジカメ持って来とけばよかった!

飛ぶなよ〜、飛ぶなよ〜、

押すなよ〜、押すなよ〜(某有名芸人ネタ)

と念仏のように唱えながら、近づく。

そしてなんとか撮れたのがこれらの画像。

こんなアスファルトの上にいました
見てください!この美しい模様!

いやーそれにしても、大の大人が、歩道に這いつくばってスマホを向ける姿、その先に犬や猫がいればまだいいでしょうけど、遠目では絶対分からないほどの小さな昆虫1匹。

もう、絶対怪しい!!

でも、そんなの関係ねー!!

人間、夢中になると周りの事が気にならなくなるもんですね( ´∀`)

で、一応素手でも捕まえてみようと試みるもやっぱり駄目でした。
ぱっと飛び立ち、姿が見えなくなってしまいました。

でも。

なんでこんなところにいたんだろう。

ここが現場です。

ふつうナミハンミョウは、開けた日当たりの良い、林道、川原などの砂地に生息するんです。
でもここは、山際の日当たりの悪い、アスファルト。
ハンミョウがいそうにない環境。

誰かが、どこかで捕まえたハンミョウを逃したのかな。。。。

ちなみに上のハンミョウの画像、背景がいろいろ違うんですが、全部同一個体。いたのは1匹だけ。

逃げては追いかけ、逃げては追いかけて撮影しものですからいろんな所に何匹もいたように見えますね(#^.^#)

それからまたハンミョウとは縁のない日々が過ぎ、衝撃的な2020年夏がやってきます!

というところで、今回は終了〜!
この先は次の投稿でご紹介します。お楽しみに!

⑤ナミハンミョウとは

日本で見られるハンミョウの仲間で最も普通に見られる種類。本州、四国、九州、南西諸島の日当たりの良い林道、川原などに生息。成虫は春先〜秋に見られ、地面を素早く動きわまり小さな昆虫等を捕食する。また、飛ぶスピードも早い。冬は成虫で集団越冬することが知られ、幼虫は土に掘った縦穴に潜み、小さな昆虫を捕食する。オスとメスの見分け方が難しく、ほぼ同じ大きさ、色、形をしている。

というわけで、ハンミョウをご紹介しました!皆さんも、夏になれば探しに出かけてみてください!


開けた土地、林道、川原などで人が歩くとパッと飛び立ち、すぐに着地する昆虫、これがハンミョウです。
また次回ご紹介しますが、近くに川があるのもポイントです。
写真ではとてもキレイな色をしていますが、実際動いたり飛んだりしているハンミョウは黒っぽく見えます!そして、このキレイなカラーも、意外と地面の砂や石ころに同化してしまうので、この派手なカラーだけを目印に探してもなかなか見つからないのでご注意を。

とにかく、パッと飛んですぐに着地する昆虫です!

それでは、またお会いしましょう!

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