第30話「ナナフシ不思議③~ナナフシモドキの赤ちゃんを見つけた~
こんにちは!ヨッしぃです!
今回は、僕が一番よく見かけるナナフシの仲間のナナフシモドキの赤ちゃんをご紹介します。
第19話「ナナフシ不思議①〜ナナフシとは〜」、「第20話「ナナフシ不思議②〜ニホントビナナフシ〜」、第33話「ナナフシ不思議④」~ナナフシモドキの飼育~」も、ご覧ください。
①2020年ナナフシモドキとの最初の出会い
②ナナフシは自ら脚を切り離す!
③今って何令幼虫??・・・・わからんww
①2020年ナナフシモドキとの最初の出会い
2020年のナナフシモドキとの初の出会いは5月のことでした。
ちなみに、ナナフシというと、一般的にこの、ナナフシモドキのことを指すので、以下ナナフシ、と呼ばせていただきます。
たぶん2令幼虫。
近所の小さな山際の、いつもの歩道の、いつもの柵「第29話「手すりの虫」」を見ながら歩いておりました。その日は完全に”ナナフシ狙い”で。
前にもご紹介させていただきましたが、ここは結構昆虫との出会い率が高い場所でして、春先には必ずと言っていいほどナナフシを見つけるんです、この柵の上で。そして、この日も
「よしっ!」
ナナフシの仲間は擬態の名人なんですが、さすがに柵の上では見つかってしまいますね(笑)
やっぱりナナフシを見つけると嬉しくなってしまいます。見えないはずのものが見えた!的な(笑)
まぁ今回、柵の上なんですけどね。。。。
②ナナフシは自ら脚を切り離す!
そして、画像でもご説明していますが、2匹とも、脚が2本足りませんね(;´Д`)
おそらく敵に襲われたのだと思いますが、ナナフシの仲間は敵から身を守る手段として、自分の脚を自ら切り放す!という荒業をやってのけます。なので1~2本の脚の欠落ならば命に別状はありません。まだちゃんと歩けますし。ただ、それ以上の欠落になると歩くのが不便になり、結果、餌にありつけなくなるとか、敵から逃げにくくなることによって命を落とすことになるかも知れません。でも幼虫のうちは脱皮をするとまた脚が生えてきます「第19話「ナナフシ不思議①〜ナナフシとは〜」」。
でも、もちろん脚があるに越したことはありません。
③今って何令幼虫??・・・・わからんww
そうそう、「たぶん2令幼虫」と書きましたが、なぜ、たぶんと言ったのか。
まず、最初に、昆虫というのは成虫になる前に幼虫期間があり、幼虫の時に何度か脱皮をしながら大きくなります。
卵から生まれたばかりの幼虫を1令(初令)幼虫と呼び、脱皮をするたびに大きくなり、2令、3令と呼び、体が大きくなっていきます。種類によっては色や形も変化するものもあります。
しかしナナフシの場合、成虫になるまでの間6回もの脱皮を繰り返し、脱皮後の大きさの変化も分かりにくく、見分けがつきにくいんです。しかも、脱皮をしても色も形も全く変わりません。
そしてカマキリやバッタなどるは成虫になると羽が生えます。少なくとも、成虫になったことはわかるんですが、ナナフシに関しては成虫になっても羽がもない。生まれた時と同じ姿のまま成虫になるので、成虫になったことすら気づかない、なんてこともあるくらいです。
幼虫の飼育していて、毎日見ていても、
「あれ、今、何令幼虫??・・・わからん」
なんてことに。
数匹いるとなおさらですね。
いや、ちゃんと観察していればそんな事もないのかもしれませんが。。。。
なので、自然下で見つけたナナフシの幼虫になると、今何令なのか、識別がさらに難しくなります。正直、僕にははっきりわかりませんが、今回見つけたナナフシモドキの幼虫は、卵から生まれてすぐの初令にしてはちょっと大きすぎる、でも3令にしては小さすぎる、という感覚で、2令、と判断しました。もう大きさでのみの予測です。
すみません、素人なもんで(_ _)
その次の日、別の場所でまたナナフシの赤ちゃんに出会いました!
で、今度は持ち帰り、飼育することに。
やっぱりこれも2令幼虫くらいでしょうか。とにかく、カワイイんですが、なんせひ弱な体なので、『取扱注意!』ですね。
さて、こんなにも小さなナナフシ君(ちゃん?)が、成虫になるとどれほどの大きさになるのか!
次回、ナナフシの飼育方法も含めてご紹介します。第33話「ナナフシ不思議④」~ナナフシモドキの飼育~
というわけで、今回はナナフシの赤ちゃんを見つけたというお話でした。
そして、このナナフシが立派な成虫になった姿も第33話「ナナフシ不思議④」~ナナフシモドキの飼育~にてご覧いただけますので、ぜひ!
では皆さん、またお会いしましょう!