第35話「ナナフシ不思議⑤」~ナナフシの見つけ方~

みなさんにちは!よっしぃです!
今回は「ナナフシをぜひ見つけてみたい!」という方に、ナナフシを見つけるコツをご紹介します。
中でも、比較的よく見かけるナナフシモドキと、エダナナフシについてのお話になりますが、ちょっとレアなトビナナフシ系やトゲナナフシも見つかるかもしれません。

①ナナフシの住む環境って?
②ナナフシを見つけるコツ
③僕のナナフシの探し方

①ナナフシの住む環境って?

これまでいくつか、ナナフシについての記事を書かせていただきました。第19話「ナナフシ不思議①〜ナナフシとは〜」第20話「ナナフシ不思議②〜ニホントビナナフシ〜」第30話「ナナフシ不思議③~ナナフシモドキの赤ちゃんを見つけた~第33話「ナナフシ不思議④」~ナナフシモドキの飼育~
その中で、ナナフシは意外とみなさんの近くにいます、とお伝えいたしました。とはいえ、その辺の公園やちょっとした山に散歩に行って、いつでも必ず出会える昆虫でもありません。

やはり、絶対数の少なさ、擬態による見つけにくさ。

あとは、いるところにはいるけどいないところには全くいない!

ということ。

そんなの当たり前じゃないか、と怒られそうですが、これってけっこう重要です!

昆虫に限らず、どの生き物も好む環境条件があり、その条件を外れると生息していません。

夏や秋のはじめ頃によく見かけるオオカマキリ。公園や民家の花壇、生け垣、マンションの壁紙、いろんな所に神出鬼没ですが、日中もあまり日がささないような深い森の中にはあまりいません。
それぞれ好きな場所があるんです。

では、ナナフシの場合はどうか。と、いいますと、結論からしてはっきりとした場所!はありません。
大ざっぱには、

山が近い、もしくは山
餌となる植物がたくさんある
日陰

になります。

え!アバウト!すみません。。。。

一般的に、ナナフシはサクラ、クヌギ、ナラ、バラ、などを好むと言われてますが、他にもススキの葉やクズの葉、色々食べます。
そしてカマキリやバッタのように真夏の太陽ギラギラの下にはいません。基本的には夜行性ですので日中なら日陰にいるというのもポイントですね。
となると、どこにでもいそうな感じがしますよね。。。。

それが!

です。

ナナフシは羽がありません。
ジャンプもしません。
走りもしません。

移動は歩くのみ!です。
しかも、立体的な動き(木で言えば登ったり降りたり)が好きで、水平的な動きはあまりしません。そもそも、ジッとしてることが多いので、移動範囲が広くないんです。
ですので、いるところ、いないところがはっきりしています。一度見つけた場所はその周辺で繁殖している可能性が高いので探せば他にもいるはずです。いくら探してもいない、ということであればそのエリアにはナナフシが入ってきていない、ということが考えられます。とはいえ、相手は野生生物です。こちらの思惑通りにはいかないのが常ですので、とりあえず、「いる!」と信じて探してみることが大事ですね。

②ナナフシを見つけるコツ

では、見つけるコツを、僕の過去の経験を元にお話いたします。

まず、ナナフシが生まれるのは4月頃ですので、まあゴールデンウィークくらいから探しに行けば小さな赤ちゃんナナフシが見つかるのではないでしょうか。

まだ小さいナナフシモドキの赤ちゃんです。狭い範囲にまとまっていました。

山や森の切れ目の葉の上や、木の幹、手すり、壁などいろいろ見てください。ナナフシの幼虫はけっこう活発に動き回りますのでいろいろなところにいる可能性があります。

そこからはグングン成長し、6月頃になると5,6令の大きな幼虫になります。長さも8センチを超えてくるので、見つけやすくなってきます。

手のひらと比べてもかなり大きくなります。


ただ成虫になると木の高い所へ移動する傾向にあるのでそういった点からは少し見つけにくくなるかもしれませんが、中には、下の方にいる個体もいます。目安として、人の背丈くらいのところを探すと良いと思います。バッタのようにあまり地面に近い草むらにはいません。

先述しましたが、まずナナフシが好きな食草や食樹(食べる草や木)を探すのが近道ではあると思います。
しかし!僕の経験上、ナナフシが好むとされる、それらサクラ、クヌギ、コナラ、フヨウ、などではあまり見つけたことがありません。

逆に、クズやススキ、種類のわからない木や草、あとは手すりや柵、金網、石垣、などの、人工物でよく見つけます。

わかりますか?画面中央屋や右寄りに1匹います。


日陰のカシの木にいたナナフシモドキです。


人工物でよく見つける、と言うのはおそらく、そこを通りがかったナナフシをたまたま見つけた、にすぎないとは思います。擬態のプロもさすがに人工物の上では目立ちます。でも、意外と確率が高いんです。


ナナフシは飛んだり跳ねたりせず、基本的にはひたすら歩くだけの昆虫(一部飛ぶ種類もいますが)ですが、一旦歩き始めると大股でスタスタと軽快な足取りで、夜行性なので特に夜になるとけっこう動き回るようで、結果的にこういった人工物にもたどり着くのだろうと思います。

手すりにいたエダナナフシのオスです。

③僕のナナフシの探し方

なので、僕の探し方はまず

①山際の歩道沿いや、登山道沿いの色んな木や草が茂る所、もしそこに手すりやフェンス、壁などがあればチェック。
→あまり山奥に入らず、少し開けた所が良いと思います。そのほうが危険も少ないですし、そんな所でも十分可能性はあります。あと先述しました人工物も必ずチェック!

こういう山際の植物、そして手すりは要チェック!
このようなフェンスもよく見てください!
あれ?よく見ると。。。。
あっ。
いましたいました、ナナフシモドキです!


②その場所が終日日陰である、もしくは日照時間がごくわずかな場所である。
→特に成虫のナナフシは夜行性で、あまり太陽光を好みません。ずっと真夏の陽のあたる場所にはまずいないと思います。

ここにはナナフシは映っていません。たぶん。。。。

③目線より高めの所を探す
→だいたいいる時は地上から1メートル以上の所にいることが多いです。特に成虫になると高い所を好みます。

④あとは、例のごとく「いる!」と信じて探す、ことです(笑)

ナナフシの仲間は鳴くことも飛ぶことも跳ねることもしません。ジッと「枝」になってます。
なので、ジッと見つめて探しましょう♪
間違い探しや、〇〇を探せ!の絵本を読む時のように。

僕も探すときはそんな感じで探すので、よくまばたきをするのを忘れてしまい、目が乾いてしまってつらくなります(;´д`)

なにはともあれ、とにかく、いると信じて、ナナフシの形を思い浮かべるながら木や葉の上を探してみてください!

思い浮かべていたナナフシの形が、突然目の前にポンッと現れた時の感動と、驚きは半端じゃないです!何度もナナフシを見つけたことのある僕でも、今でもナナフシを見つけると小さくガッツポーズしたくなります(実際してます(笑))

そうそう、以前、なかなかナナフシが見つけられず大苦戦していた時、

いた!!

と思ったら。。。。

こうやって改めて見ると枝なんですが、その時はナナフシに見えましたよ。。。。

枝でした!(笑)

枝に擬態したナナフシではなく、ナナフシに擬態した枝だったんです(笑)
これにはさすがに参ったなぁ。

と、言うわけで、今回はナナフシの見つけ方をご紹介してみました。

次は、意外と難しい?ナナフシの捕まえかた、をご紹介させていたたきます!

では、またお会いしましょう!

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